趣味仏教式 記憶術１

近年は、AIが発達したりインターネットで調べればすぐに欲しい情報が出てくる便利な時代です。しかし、記憶力があった方が調べる時間が減ったり試験（実践を前提とした場合）では圧倒的に有利になります。

当然あった方がいい力です。

低い点数から７０〜８０点まで上げることよりも、８０点から９０点以上に上げる方が難易度は非常に高くなります。しかし、この記事を読んで実践すると平均８０点を９０点以上にすることが可能になります。

世の中にはたくさん記憶術がありますが、趣味仏教としてはどのようにするかを解説していこうかなと思います。

まずは、行動ですね、３業あり細かく見ると５つあります。

口業：口の行い。
1−1無表業は、人に見られていない時の言葉です。独り言など
2−2表業は、人に見られている時の言葉です。会話など
身業：体の行い。
2−1無表業は、人に見られていない時の体の行動です。影での行い、陰徳など
2−2表業は、人に見られている時の行動です。授業中だけ仕事中だけ
意業：心の行い。無表業があります。口業と身業のボスになります。心の中は、誰にも見られませんよね。24時間途切れることなく続いています。

無表業とは、人に見られていない時の行動です。表業とは、人に見られている時の行動です（例：ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄氏は、「ファンに見せるのは本番だけでいい（表業）、練習みたいな泥臭いことはみせない（無表業）」と言っていました）。本番（表）で良い成果を出すことは練習（無表業）でどのくらい積み上げたかによると言うことです。これが逆になっていると良い結果にはなりにくいし、長続きしないんですね。この計５種になります。

1−2口業と2−2身業の表業は、授業中や他人との会話（内容は目的のこと）だけしかしない人なります。これしかしていない人は、これに応じた結果しかでません。

1−1口業と2−1身業の無表業は、他人に見られていないということですから、家等で自分の部屋で勉強している人になります。分らない部分は言葉に出す（独り言）と一層覚えやすくなります。一人ですから、恥ずかしくないですよね。

3意業は、行動のボスになります。この業（行い）がキーになります。24時間振り返ってみてください。朝起きてから夜寝るまで何を考えて生活しましたか？欲望のままに行動していませんか？

これを変えることです。

極端にいえば、24時間365日ずっと目的のこと（勉強や仕事など）について考えてください。朝起きて一番最初に授業内容を思い出してください。朝食中も通勤通学中も授業中も友人との雑談中も部活中も帰る時も入浴中もゲームや漫画、動画鑑賞などの娯楽中も寝るまでずっと授業内容を思い出してください。これを毎日しましょう。これだけ復習すれば圧倒的な結果が出るに決まっていますよね。（歴史上の偉人や現代のシン・富裕層と呼ばれる方々が寝食忘れて行動したなんて典型的な有名エピソードもありますよね。）最初は難しいです。しかし習慣になると後は楽になります。思考回路が強化学習（積み重ね）によって力がつくからです。力がつくと、長期的思考になりやすく何週間前からの試験勉強などは一夜漬けと変わらないので価値を感じなくなります。一生物になりますよ。言うは易し行うは難しと言いますよね。言行一致です。

この意業は、科学的にはアクティブリコールと言います。昨今では、最強の記憶術と言われます。

注：ただし所詮、記憶術はあくまで技術（力の大きさ）でしかないです。なので方向性が大事になります。方向性を間違うと諸刃の剣になってしまいます。別の記事で説明しています。例えば、方向性が①智慧（自分のせい）と②愚痴（他人のせい）ではどうなるか？①智慧＋記憶術＝自分の成長につながります。正のサイクルです。②愚痴＋記憶術＝嫌なことが忘れられずに自分を蝕みます。ストレスが酷くなり記憶術自体も衰えていきます。その先にあるのは、精神疾患を始め人生の色々なものを失うことになります。まさに、自業苦（じごく）に落ちます。負のサイクルです。他人のせいは悪い行い（-a）です。

次に、時間を置いてから問題を解くことをします。章末などにあるまとめの問題などありますよね。

科学的には、スペーシングと言います。

仏教では、判断基準を時間にした時に結果には３種類あると言います。

順現業：結果がすぐに返ってきます。
順次業：結果が忘れた頃に返ってきます。
順後業：結果が完全に忘れた時に返ってきます。

仏教は、長期的なものほど素晴らしいと言います。最初からするのは難しいですので徐々に間隔を広げていきましょう。時間が経てば経つほど思い出すことは難しくなりますよね、これを頑張って頑張って頑張って思い出すことが非常に効果的になります。難しいことには価値があります。

まとめ

一日中思い出す。時間を空けて試験して頑張って思い出す。所詮は、力の大きさなので方向性を大事にしましょう。最後に難易度の高いことをいいますが、ノートや教科書、問題をみて思い出すレベル（縁x）では甘い考えなんですね。頭の中だけでいつでも思い出せるレベルにまでいけると、人生の大半はイージーモードになります。実はこれは、実践（テスト、仕事など）を前提にしているということになります。